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Art,Books,Culture in Tokyo,in Japan

絵を飾ること - Meural -

 Meural

 

meural.com

 

デジタルフォトフレームの絵画版。
ピカソゴッホがご自宅でも。

本年よりArtists Rights Societyともパートナーシップを結び、
絵画をより身近にも広げています。


正直、まだ絵画を買ったことは1度しかないです。
大学生の時に一目惚れした作品を購入。
何でしょう、絵画を買うって高尚な気がしますし、
抵抗感もあるのですが、日々を彩る要素としてとてもいいものだと思っております。


デジタルになっているものは、
どこまでいってもデータでその感動が薄れる気がしてしまうので、
現物の生物と違う印象は持つので多分買わないですが、
インテリアの中に絵画を置くことそのものの敷居が下がっていくのはとても良い。

まだ日本国内のインテリアシーンでは、
ポスター、ウォールステッカーなど、飾るにもヴィジュアル一辺倒な印象を持ちますが、「絵画」となるとそこに厚みが増して、雰囲気以上の人間性も出るような気がします。

同世代で、絵画を飾っているいう人に出逢いますと、
どんな人なんだろうと感心が湧いたりするそんな人間。


meural meu1wht27デジタルキャンバス、ホワイト

meural meu1wht27デジタルキャンバス、ホワイト

 

 

 

火は凄いんですよ

こんばんは。

統一感ないですが、思うことも書きなぐりつつ。
自身のSNSで拡散もしていないので、UUアクセス20ぐらいです。
自由に描ける!むしろ訪れて頂き感謝です。

 

思うこと多いですが、
文を書いてないなぁ、発信意識でインプットした方がいいなぁという
のんびりした気分で綴っております。

 

火について。

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最近は火を眺めて夜眠ります。
スピリチュアルな類は抵抗感ある人間ですが、
良いです。火眺めるの(怪しい人ではないです。)

 

五行の中では、火が一番好きですかね。
水は、流転するではないですか、形を変え国を巡り、命を巡る。
それも素敵な概念ですが、

火はもっと日本人の情動が現われている印象です。

 

単独では存在し続けられない、何かを消費して、消化してでないと
その場に居られない。燃えた後には、灰しか残らない。
火葬も、銃火器も、何か失う要素が付随します。

 

 

 

最新のWIREDの一節に、
「燃え上がる薪を前にした夢想なくしては、休息の哲学を理解することはできない」
というハシュラールの引用が入っていて。


火の持つ暴力性と静けさと畏怖のようなものは、
好きだったりします。

じっと眺めて、今日なにあったっけなー
何を感じて、何が自分の中で変わった1日だったっけなーと、
振り返るのにはいい時間。静けさを持って暮らしたい。

ダイソー100均にて購入。日々の静けさ味わうにはコスパ最強です。 

【読書】暗幕のゲルニカ

『暗幕のゲルニカ』 をご紹介。
著者は原田マハ さん。

 

暗幕のゲルニカ

暗幕のゲルニカ

 

 

ゲルニカがバスク地方の空爆を受けた土地の名というのも、

案外広まっていないかもしれない。

ナチの攻勢の中、パリ万博にも展示されたゲルニカ。

戦争のもたらす悲劇を筆の力で現し、社会に強い反戦のメッセージを発した作品。

 

 

9.11の国務長官の記者会見時に、

ロビーにあるはずのゲルニカのタペストリーは隠される。

反戦のシンボルの前で戦争を語ることの抵抗感。

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写真:Papamanila / Wikimedia Commons

史実に基づく物語なだけに、社会との関わりの中で表現者がいかに振る舞ったか、
とてもありありと想像できます。

会田誠 さんのキセイノセイキでの一報などが記憶に新しいです。
注目されがちな作品に相対して、作品によって顕在化するものはある。
それまで得体の知れなかったチカラだったり、
自身の立ち位置に、名前や自覚を生んでいく装置。


興味が尽きません。
この書籍は芸術興味なくとも手軽に読めますのでぜひ。

【アートレポート】 アスリート展

『アスリート展』行ってきまして。
場所は21_21 DESIGN SIGHT。
六本木のお洒落なマダムの間をかき分けて行くとございます。

安藤忠雄が、三宅一生の「一枚の布」というコンセプトに着想得て建てられた。
体験型の展覧会が多く開かれいるので、アートレポートというと語弊があるかもです。

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驚異の部屋
アニメーション:高橋啓治郎、人体造形:菊地絢女

身体と社会の関わりをテーマにするアーティストだと、片山真理さん好きだったりするのですが、また違う視点。人間とは、こんなにも跳べ、早く走るのかと驚く作品。

 

キングコングの西野亮廣さんが話されていた記憶。
駅伝の選手の凄さ、速さが伝わりにくい。
ノロノロとしたバイクが先導している、もっと見せ方ある。

2次元を通してだと、文面だと、その凄さがやはり伝わりにくいな。
ネットも、TVも時間も場所も超えて行くけれど、
知った気になる感覚には自分の警鐘を鳴らしてやりたいです。

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ブラインドサッカーのコーナーもこの右奥ほどにあるのですが
特別感がなくていいですね。さりげなさというか。


6月4日(日)まで。

www.2121designsight.jp

【アートレポート】Art Fair Tokyo 2017 行ってみた。

行ってきました。
ART FAIR TOKYO 2017

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昨年度5万人超を動員したこちらのイベント。
場所が東京国際フォーラムでした。

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ランボルギーニ・ウラカンRWD × スプツニ子

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Hitomi Shintani 君幸虫


イベント全体の印象としては、
TGCとのコラボなど、より大衆向けの祭典に近づいているよう。
アートがより身近になるようにという意識が感じられます。

コレクター向けのアートバーゼルのような印象を
個人的に持っていたイベントなので、少し意外でした。
チケット代も上がっていましたし、購買スペースにある作品は個人にとってはそれでも高い。

面白かったですが。
あんなに素朴に置いてあるシャガール初めて見た。
井上有一さんの作品も昨年度の21世紀美術館での個展見に行っていたので、
おお、ある。え本物?と思いました。休憩スペースの壁にもあるんですもん。

美術館やギャラリーという「然るべき場」から飛び出た作品群が、
デート中のカップルの時間を埋めている様相は、
主催の狙った所?なのかは不明ですが、その場面を見ているのでも面白でした。

同じ層を狙うのであればSEA のような関わり、仕掛けの方が個人的には好きです。

 

himukazu0616.hatenablog.com








【アートレポート】ソーシャリーエンゲイジドアート展に参りまして -スザンヌレイシー -

 

SEA
Socially Engaged Art

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社会とアートの関わりは311以後また再燃している印象です。
関心を向ける母数が広がったようにして、
日本でも展覧会が開かれました。

 


De tu puño y letra, Suzanne Lacy en Ecuador - EMBAJADA EE.UU. ECUADOR

Suzanne Lacy
スザンヌ・レイシーさん。
DVの問題、女性被害者に焦点を当てた作品。
男性300人が、見知らぬその女性からの手紙を読む。

この取り組みはドキュメンタリーとして定期的に取り上げられることが決まりました。
取組そのものが単発で終わってしまい、
問題の詳細の事実と、その時の女性たちの思いが、
この場にいた人だけでなく多くの人に知ってもらうように。

Suzanne Lacyさんは心理学卒業。
性問題に関しての研究を学ぶうち、アーティストとしてその道を進むことに。
サンフランシスコで教鞭をとり、授業の中でも多くのワークを行う。

問題がデリケートなだけに、反対にあうことも多いとのこと。
社会問題を抗議や、テキストで訴える方法もありますが、
問いかけそのものを別な形で伝えることが、
問題意識をより広く広げることに繋がるかもしれないです。