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Art,Books,Culture in Tokyo,in Japan

京都で泊まりたいアートホテル、アンテルームへ。HOTEL ANTEROOM KYOTO.

「そうだ、京都行こう」
ってキャンペーンのディレクター佐々木宏さんだそうで。京都へは定期的に行っています、特に理由もなく。しいて言うと住んだことのない街の割に友達ができている街だから。

そして、京都来るときにできるだけ泊まるようにしている宿「HOTELANTE ROOM」
とてもお勧めします。アートホテルです、今回で3回目。とてもお勧めします。

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右に見えるのは市川ヂュンさんの《白い鐘》

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本人在廊されていた。お休みの18時には自ら鳴らされる。

このホテルの1階はギャラリールームになっていて、期間ごとに作品が変わります。今回は「Re:Traffic」と題された企画展が開かれていました。

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春澤龍平さん《旅するブロカント》

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石黒健一さん《Binaryless》

Trafficと聞いてもしやと思ってたけれど、ニコラ・ブリオーそのアンサー展の様子。『関係性の美学』でお馴染み、美術のテストで出ましたね。アートの中でも関心領域であったから、頑張って原文で読んだ一冊のうちの一つ。泊まった前日が関連トークライブだったらしい、くぅ。本展はどんな!「関係性」で「Traffic」へのアンサーなんでしょうか!問いたい。

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当時のカタログ。持っていたのヤノベケンジさん。作品と観る人の相互作用を重視するインタラクティブアートとは少し違って、「リレーショナルアート」は作品へ「参与」することそのものを中心に据えている考え方。日本だとパフォーマンスの平川典俊さんが挙がることが多い。最近では社会との関わりの文脈でこの「参与」が論じられることが多くて、SEA(Social Engagemnet Art)って言葉も出てきている、関心大。

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奥に入ると客室

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朝ごはんが最高

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関係性。こういう居住空間と展示空間の境目がなくなっている状態、本来珍しくはないはずなんですよね。部屋に絵を飾っている人はどれほどいるんだろうか。堅い話でなくて、季節ごとに家具の模様替えするように、絵を変えて気分を変えていく。PCの壁紙って定期的に変えたくなりませんかね、あのテンション。絵を日常に溶け込ませる潜在的ニーズはある筈なのです。

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バーも25時までやっております。ここまで来ると完璧である。ホテル選ぶ時にバーあるかどうかはとても重要とは思いませんか。日本のビールも日替わりで置いてあります。この日飲んだのは、京都醸造さんのビール「塩天下」。すだちと藻塩を使っているそうで、ゴーゼに分類される。夏っぽい。

京都お越しの際はぜひ
HOTEL ANTEROOM KYOTO

hotel-anteroom.com



「人類滅亡小説」山田宗樹 読みまして

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SFにも近未来や宇宙モノのように、異世界の中なお通ずる、人間性描写を楽しむものと、あくまで現実世界に即して、一つの設定だけ外したSFと双方あって。

 
山田宗樹さんの作品はどちらも楽しめます。百年法から知って作家読みをしていて。出版年遡って読み進めていてもまだ全著書の3分の1ぐらいしか読めていないですが、新作が出ていて二度見した。

 

1日で読んでしまった。
内容はサスペンス要素も加えたもの。とても長い期間を書いている。
突如出現する赤い雲が巻き起こす終末物語。社会がどう反応して現象として何が起こっていくかがリアルで。実際に起こったことを暗喩していたり、完全にフィクションとは言い切れない箇所も多いんですよね。

  

死に相対した時に個人がどう向き合うか、小グループがどう作用するかは描写として多い。けれど集団全体に及ぶと一気に実態がぼやける。だからこそ絵としてインパクトある題材が必要で、終末物語系はゾンビウィルスか、隕石か、宇宙人かってなりがち。バイオザードもアルマゲドンも見ていた世代だから、文字でも絵として想像できるけれど、日常溶け込む雲っていいよね。

 

 雲が社会に影響することなんてあまり考えないけれど、金沢にいた時はかなりの確率で曇天で、都内快晴多い!って晴れやかになったっけ。


本の中では「世代」の話も出て来ます。
世代を繋ぐことの意味って考え方は、親と子ではよく描かれるけれど、3世代超えるとなかなか現れないな。時間飛ぶと、伏線回収ちょろっとあって、別個の物語として話される本も多いけれど、この本は骨太一本通っています。

人類滅亡小説

人類滅亡小説

 

 

 

本の装丁をご紹介。「装幀画廊」はじめました。

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about

「装幀」とは本を綴じて、表紙などをつけたりする作業のことです。
ここでは、表紙・カバー・外箱のデザインを指すことにします。

世の中にはたくさんの本があります。
様々な本との出会い方の中に、「装幀」をきっかけにした出会いもあったのではないでしょうか。
美しい装幀の本は、本棚に並べるのが惜しくて、つい部屋に飾っておきたくなります。
装幀は、モノとしての本を持つ理由の一つだと思います。

「装幀画廊」は、私たちが気になった装幀を紹介していくサイトです。
「装幀画廊」で紹介する「装幀」を気に入り、実際に本を手に取って頂けると、とても嬉しいです。

装幀画廊、はじめました。(正確には再開)

 

装幀は本の顔を創るのにとても大切。
本を選ぶときに著者別、出版社別で選ぶ方も多いと思うんです。よく見ると製本、カバーデザインが誰がやっているかもしっかりと別で書かれている。あんまり注視しないけれど、本のデザインで選ぶ人も多いはず。

少し昔を紐解くと、グーテンベルグの活版印刷ができてから、製本・印刷・出版がの線引きが曖昧になっていってます。派手な装幀が禁じられて白しかできなかった地域もあれば、製本と印刷が同一企業で出来なかった地域も。

日本では「金色夜叉」尾崎紅葉さんが、一冊一冊違う表紙を使っていたそうです。教科書に出てきていて、コンジキヤシャオザキコウヨウと呪文のように覚えていました。装幀に関心持ちはじめたのはこのサイト始めてからですが、コズフィッシュの祖父江慎さんの展覧会も行って、夏目漱石のこころの新装版や細かい文字指定、デザインとルビの指定や間隔の膨大なメモも見て。装幀には匠の技がございます。

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若林恵 さよなら未来 エディターズ・クロニクル2010−2017

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読書の日記 阿久津隆

 

新刊でない限り、陳列棚に本の表紙がお目見えするのは数週間。WEBサイトの検索軸も基本文字ベース。服みたいに、黒い色のが欲しいとは本は選べないんです。棚から引き出されない限り、目に晒されない訳で。多くの本は閉じたまま、背表紙で認識されているのです。それは本なのか!背なのか!非効率でも全部平積みしているような書店欲しい。

 

名前/背中から入って、表面を見て、中身を見る。人との出会いは顔から、中身で、その後背中?別に背中見ないか。本の出会い方、もっと種類あってもいいような。出版からしばらく経って表の顔を見ることが少なくなった本や、いい顔してんね君、みたいな本を不定期更新ながら並べて参ります。

Twitterはこちら。

twitter.com

 

装幀画廊

https://soutei-garou.com/

かっちょいいサイトデザインは@tako3です。製作裏話は下記。

tako3.photo



180度が作品!HYPER LANDSCAPE 超えていく境界 ワタリウム美術館へ

外苑前にはワタリウム美術館があります。
サイクルが早くてコンテンポラリーアートを多く扱う私設美術館。
今回は梅沢和木さんTAKU OBATAさんの展覧会が開催中です。

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梅沢和木さんは多く作品をみる機会がある。ネット上で散乱している画像をコラージュして作品を創る。カオスラウンジのメンバーでもあります。

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会場内は一面作品が。異空間。TAKU OBATAさんの作品は初めて見ました。
木彫のB-Boy(ブレイクダンサー)の作品が場内にどんと鎮座しています。

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B-Boyの作品はある程度単調化して人を模されているけれど、躍動感は失われていないですね。絶妙なつま先の角度。向き合ってもう一人います。この会場でダンスバトル始まるのであればテクノかアニソンがバックミュージックで流れそう。

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梅沢和木さんに関してはキャンパスが小さくてもとても広く見える絵が多い。一枚あたりの情報量が本当に多いので、近くよって見たくなります。近くに寄れば寄るほど使われているモチーフ同士の関連性がなくなってカオスが増す。

 

WEBからのデータのデフォルメと身体のデフォルメが3階層に渡って広がる展示空間。テーマも表現方法も全く異なる2名の作品ですが、単に2人の展示が見られます、というよりコラボ作品のように一つの空間で感じられます。12月まで展示されているのでぜひどうぞ。

怒りの感情/矛先と広がり

考える事は多いので、久しぶりにこのカテゴリ「思うこと」。いきなり逸れるけれど末尾の読点にも時々入れるべしか迷う「。」小学校の時宜しく二拍置いてもらうほどの呼吸はいらないけれど、何もないとふわーっと流れるこの間の区切りないかね。まる。


タイトル「矛先」

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喜怒哀楽の中で「怒」だけやっぱり相手が必要なんだなと思って。盆の連休に起こった航空便キャンセルの時に思ったことまとめ。

朝7時に成田空港着。10時に飛ぶはずのフライトが10時間ディレイ、当日便が飛ばない21時のアナウンス、説明完了は深夜0時過ぎ。400人ぐらいはいたのかな、物凄い雰囲気だった。

事態が好転しないことの不満と。自分の期待が叶えられないことの不満と。「待つ」ってことのストレスと。

0時過ぎて、一度消灯に10−20分ぐらい電気消えた時には、「あ、ダメだ、暴動起きるかも」みたいな緊迫感あったな。上海デモがおきた時の現地よりも狂気でした。

 

なぜ怒るか。みたいな学術論文は読んだことないですが、自己防衛かなと思いました。相手がいなければ相手を作って攻撃する。伝染することもあって、連帯感を生むこともある。怖し。

 

フライト遅延の要因はシステムトラブルでした。システムがトラブったので、相手は機械です。人的ミスというならば修繕のバックアップ体制ぐらいでしょうか。いずれにせよ犯人はその場にはいないわけです。

 

直接的に犯人でなくても、同じ組織を括って仮想敵を大きくしていく動きは散見されます。善悪の話でもなくて、正否の話でも無いんだけれど、当事者間の問題で済むはずなのに広がっていくのは何とも。

 

関係ないですが、最近とても面白いサイトを見かけた。ツイッターのトレンド入っていたから開いた方多いかも。

 

 

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群衆の英知もしくは狂気

 

この研究を大学院留学時もずっとやっていて。テーマはインターネット上におけるヘイトスピーチの情報伝播構造だった。連鎖反応の要が何処か、というのは実は出せたりします。その切り方と、その予見が出来ない。5年以内に予見が出来るまでに絶対したい。

 

ネット上で可視化できるのはほんの一部ですが、仮想対象の構築と伝播は「怒り」が一番感情の中で伝染が早い。自己防衛が根底にあるなら、その早さは群れの集団自衛に有効だったからかな。

 

戻します。空港内であれだけ狂気の空間になったのは、一人が根本原因じゃないと想います。あの場での「集団」を情報伝達が早い2−4人の家族や恋人と仮定すると。ああいう場所で「緊密度が高い」集団「同士」が、うねうねと近くに並ぶ列の作り方すると伝染速度が明らかに上がる。


解決として、一人一人へ説明するのは正解。ただ、待たせる配置がよくなかったと思います。離れた箇所に分散して一列にして、温度別に人員配置すると(実際辛いけど)、随分軽減する。

母集団400に対してだと、目立たない伝播に一役かってるキーマン20人程度がいたはず。初期でそのハブを抑えて、プラスに転じると、収束速度も一気に早まる。その20人が誰になるのかは事前に余地が出来ない。パンデミック発生時にはこういう検証とかされてるみたいですね。学びたい。英文で良いのでおすすめ教材や論文は教えて下さいませ。最近は濃度の異なる液体での流体力学も共通項多いんじゃないかとかじり中。

 

カタイな。

大きくなった仮想敵の有効な利用方法は、アニメ、コードギアス 反逆のルルーシュの最終話のやり方が個人的に好きです。「ダモクレスでは駄目だった、人である方が分かりやすかった。」というのは正。悲しくも怒りの矛先は人である必要があるというのも改めて認識した出来事でした。

 

 

話題のチームラボ teamLab Planetsへ行ってきた【豊洲編】

2ヶ月ほど前に teamLab Borderlessへ行っていまして
今回はteamLab Planetsへ行ってきました。そう、別。
現在2つの展覧会が都内で開かれているのです。前回のはこちら。
himukazu0616.hatenablog.com

  

豊洲会場は行ったことなかったので参戦。

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坂の上にある光の滝 / Waterfall of Light Particles at the Top of an Incline

入り口の設計はやっぱり流石。
宮崎駿作品でも出てくるトンネル、期待感は胎内回帰からかな。何かそこに戻ることのわくわく。足の裏から刺激される冷たさが一気に夏感じさせる。水が流れ出ています。

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冷たい生命 / Cold Life

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The Infinite Crystal Universe
「思っていたより広い」「思っていたより狭い」鏡で錯覚する空間の大きさ。視覚情報が一番騙され易い。

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The Infinite Crystal Universe

広い空間。本当に昔にたちもどると、大聖堂やオペラハウスは富裕層向け。一般大衆に大きな空間が開けたのは教会を除くとショッピングモールが初めてだったとのこと。今、都心では横に広い空間が減ってしまってる。これだけ広い作品はやはり没入感ある。

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人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング / Drawing on the Water Surface Created by the Dance of Koi and People - Infinity

本当にこれだけ沢山の魚がいたら驚く。

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Floating in the Falling Universe of Flowers

この作品は5年前ぐらいにもあったんだけれど、寝て見たことなかった。寝て作品をうえ眺めて観るととても良かった。没入する空間は五感と空間認識で成るな。

fuzkue 会話のない読書会へ『公園へ行かないか? 火曜日に』柴崎友香

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日常のペース配分みたいなものはあります
休みは誰かひとりと会って飲み食いして
三連休ならどこか旅して
映画か美術作品を一作は観に行って
1週間に3日は5㎞ぐらい走る
読書は土曜に一冊、日曜にもう一冊
そして平日夜は勉強だけれど、週1日だけは何か新しいこと挟む
そんなペース
なんかないかな、平日夜って探していたのが先週。

 

初台にfuzkueというよく行くお店があります
突き詰められた読者のための空間
突き詰められたというと固いですが、会話だめなのでとても静かに過ごせます

 

店長の阿久津さんが書かれた本があり、最近読んでいまして(まだ半分くらい)その中に、「会話のない読書会」なるイベントがあることが書かれていて。

 

このお店隔月では来ているものの知らなかった。
検索したら直近でも開かれる予定のようだったので平日の彩りにと申込み。

 

決まった本を持ち込んで、参加者は同じ場所で同じ時間同じ本を読んで過ごす。
読書イベントは作家さんのトークライブぐらいしか今まで行かなかったし、一緒にただただ読むって面白いし新しかった。

 

『公園へ行かないか? 火曜日に』柴崎友香さんの新刊が題材でした。

公園へ行かないか? 火曜日に

公園へ行かないか? 火曜日に

 

この本は短編集。各国から集まった作家さんがアイオワで開かれるライディングワークショップでの話。

 

開始の20時近づくともう読み始めてよいのか、そわそわ。
いつもよりどんな人が他来てんだろうと周り気になってた。

 20時きっかりに読み始め。少しの緊張感。

裏返しのテスト用紙、開始時間にしゅばってひっくり返して始まる感じ。新海誠さん作のこのCMよぎった。


Z会 「クロスロード」 30秒Ver.

 

電車で本を読むときは書店で付けてくれるカパーに書き込んで、店で読む時は手帳広げて読む派 。
フレーズ書き留めたり、派生して思いついたこと書いたりしたい。
手帳はedit の1日一ページ版。この日は仕事のメモで一杯だったから先週のページ開きながら。

 

20時から22時30分が読書会の開催時間。

2時間半で276ページ読むのは、正に自分が読むペースどんぴしゃ。ご飯食べるかは葛藤しました。お腹減ってたので一瞬だけ。
野菜中心の定食をオーダー。いつもこれ、普段1000円也。
いつもと違うのは、食べてる時の不思議な罪悪感 笑
皆がマラソン走ってるのに1人休んでるみたいな。

 

作品は良かったですねー

自分も長期留学してた身なので照らし合わせながら読んでいた。始めの章がタイトル「公園へ行かないか?火曜日に」だったのだけれど、これが良い。

 

パークへ行かない?とウラディミルがきいた。


と始まるこの章は、パークってなんやねん、公園って訳せばいいじゃんか。ってひとり突っ込んで読み始めたけれど、読み進めていくとパークってどこのことなんだって疑う叙述があって。

あー文化背景異なる人が一同に集まってどこに向かうか分からないけれど進んでく感じ、
まさにこの店でのこの瞬間だな。今日、火曜日だし。ってシンクロ感じました。

 

目の前に確かにあるものと、人の意思や関係ややり取りで成り立っていることと、今自分と話している人が思っていること知っていることと、私が理解していることが、常に少しずつずれていて、それがときどき重なったり繋がったりして、 いくつもの層の間を漂っているみたいに、暮らしていた。
[ホラー映画教室]

 

 人の気持ちがわかることは、誰かと同じになることは絶対に、絶望的に絶対にないのだから、できることはただ共感することだけだというようなことだった
[it would begreat!]

 

価値観が違ったり自分の考え方と違うことをそのまま受けいれる胆力が、歳重ねることで狭まっていくことはある。
自分の考え方に取り組んでいくことは確かに体力いるけれど、そういう考え方もある、って思えるような器は装着しておきたいものです。

 

22時30分終了。
ちょうど読み終わった。

 

24時まで開店していたけれど、皆23時ぐらいにはばらばらと帰っていた。現地集合現地解散、交流だけど直接交わらず、同じ場所で時間流した、絶妙な距離感が良い。

 

皆各々の日常に戻ってくんだなー
って定型的に書いてすぐ、いや全部混みで日常か、と自己完結。非日常の体験を!みたいに昔は思っていたけど本来全てシームレス。金曜の2359分と土曜の0000で本来変わるものないですね。

 

 大陸を行き来する距離を、なんども移動している人たちが、その距離が「life」の一部である人たちが、こんなにもいるのだと、理解し始めたのはやっとこの数年のことだ。
[ニューヨーク、二〇一六年十一月]

 

こんな一節もあった、そんなこと思いながら書きながら帰路。あぁ雑司が谷駅とか知らない駅着いたと思ったら逆方向乗ってる、、、fuzkue帰り3回に1回ぐらい逆方向乗ってしまうのなんで。

 

イエローのワンピースがとても似合う方が目の前にいてなんか目の保養だったので凹みはやや軽減。
 
写真撮っていないからサムネは電車の中で描いた手書き。更新は来週の話になりそうですので、先週のお話でした。