アンリアレイジというブランド
仕事でファッション関係も関わります。
だからという訳ではないのですが、新潮流は感心領域。
最近だとアンリアレイジというブランド。
神戸での展覧会へ行ってから、面白いと注目しています。他業種とのコラボなど多く仕掛けているので、月一では何処かにニュース記事でも出て来ます。
フォルム、素材、時流、ライフスタイルなど、様々な切り口で打ち出すブランドは多いけれど、服やショーを4次元的に捉えて、その空間が作りたくてショーを作っているという言葉が印象的でした。
2017の秋冬ではRollを打ち出す。
通常、ロールの生地から裁断して作るものを、ロールのまま作っちゃう。三宅一生さんの一枚の布のコンセプトとはまた異なり、造るプロセスから前面に押し出して見せちゃう。楽しいです。
もともとファッションの語源は「factio」、「作ること、なすこと」という意味。成形品ではなくて、そのプロセスやスタイルそのものに本流があるような気がします。ルイヴィトンによる初音ミクとのコラボ、ファイナルファンタジーXIIIのライトニングのイメージ起用など、老舗の所でも新しく新しく在ろうとするのはとても良い。
オーセンティックなテイストが失われつつあるのを嘆く声もありますが、アンリアレイジに見るような時流を切り開いていく要素は、決して奇をてらうなどではなく、本来のファッション足るスタイルなんだろうな。と思います。