蚊がいる 穂村弘
こちらから始めます。詩集です。
電車のマナーの中で、本の読んでる人と、携帯眺めている人の印象。
知らぬ人が会話している場合は特に何も思わずでも、
知らぬ人が電車の中で携帯通話にイラつくのについて
他者の欲望を感じるからでないかという一節が
ほほう。と納得した。
自分勝手な振る舞いをみることに、
反応させられることにイラつくんだろうな。
もちろん携帯の先にも相手がいて、
その会話は誰かのためであるのだろうけれど
姿が見えないと見えてるものしか見えないし
自分のしたいことをする
ってのはその場所とシーンによって
憧れもされ、イラつかせもするんですな。
公園で糸電話一人でしてるの見てても微笑ましいもんな。
電車中で携帯で電話してるの見てるとイラつくし。
場所と主体の見え方で感情って簡単に揺さぶられるもんなんだな。