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ゴルゴタ 深見 真

復讐劇。
設定はハリウッドに出てきそうな。
舞台は日本の主人公は自衛官

銃や武器に関して詳しすぎじゃないかと思いました
武器の詳細詳しい。

映像化されてしまうとグロすぎる描写はあり
1人が多数を圧倒するってその構図は痛快な部分。
クライムものではあるのだけれど。

例えば映画で
善悪の問題であれば間違いなく悪だけれど感情移入してしまったり
主人公が泥棒で、刑事に見つかるかもってシーンは
自分は泥棒で、刑事の立場に立って観てないから不思議


持つ視点次第で、自身の立ち位置は変わる
視点、考え方、注目するポイント
カメラのフレームワーク、文章の主語

そんなものだけで、
自分の立ち位置は変わる

物語や作品が面白いポイントってここなのかもです
擬似的にも他者になるハードルが極端に低い
見える風景が数分数行で極端に変わることは稀ではあるけれども
ここではないどこかへ没入して見るのは面白いです。

家族を殺された自衛官
日本の社会に反旗を向けて
加害者へ復習していくお話

 

 

ゴルゴタ (徳間文庫)

ゴルゴタ (徳間文庫)