『双孔堂の殺人 ~Double Torus~ 数学者十和田只人』 周木 律
堂シリーズの第2弾。
周木律さんの第一弾、眼球堂の殺人 こちらを読了。
ずいぶん前に読んでいたけれど
シリーズ物と知らずにおりました。
ポワンカレ予測、位相幾何学に焦点のあたった事件。
数学好きにはかなりのめり込んで入れると思います。
十和田只人の数学知見基づいての発言は、、難解で分からん!
宮司司も話しており嚙み砕く文面も出ておりますが、用語が多い。
第4作にかけてその咀嚼もどんどん分かりやすくなっていきます。
サスペンスものはあんまり読んでこなかったので味わい方は模索
ハウダニット、ホワイダニットが少しずつ伏線張られながら解決に向かう
80年後半生まれの人って、ホームズ、金田一少年、江戸川コナンと
サスペンス関係のアニメの世代なのかも。
トリックの部分は結構既出のものが多いので、いつもサスペンスはホワイダニットの中で描かれる人の感情の表裏?みたいなものを楽しんでいます。
今読んでいるのは
西尾さんの忘却探偵シリーズ これは言葉の紡ぎがもともと好きで
森博嗣さんのWシリーズ これは哲学要素含むのが好き
サスペンス単体でこれ!ってはまっているのがまだないので
洋書も含めて探ってみます。