KYOTOGRAPHIE international photography festival 京都国際写真祭 2018に行ってきた
京都国際写真祭へ行ってきました
今年で6度目の開催です
1ヶ月前の話
何がいいって場所
今は使われなくなった場所で、世界各国の作品が並ぶ
古来は京都新聞ビル印刷工場跡の地下
煌々と照らされた地下の広い空間の中に大きく印刷された写真が並ぶ
会場は点在していて京都の街並みとも合う
京都市中央市場の壁
フランスのK-NARFさんの作品
原拓人へ敬意を払うことを忘れないように記録して
梱包用のテープに画像を写して残していく
これは建立寺の両足院の中の作品
一輪の中に内包される命を表現
花は華道家の片桐功敦さんが活けています
この一枚一枚の前で
場所の特性かもしれないけれど観る人が自然と座禅組むんですよ
じっとその一つ一つの命に向き合っているようでとても良かった
場所の力と合間って最高だったのがこちらの作品
三三九という古い貯氷庫での作品
メンゲルさんは各国で発生する洪水災害に直面した人々の写真を撮る
温暖化が何をもたらすのかをかなり静かだけれど強いメッセージ
表現の場力
何かに感じ入るには対象の現場に行かないと
そのリアルって伝わらないのかなって疑問は常にあります
ただ歴史ある場所に文脈を踏まえて作品を置くと
鑑賞者巻き込んだ別の環境創れる
視界を埋めるぐらい大きな作品でない場合は
場所込みで表現にしてしまうのはいいよね
デュシャンは場所でレディメイドも作品となるのを提示しているし、
大地の芸術祭は自然に溶け込む作品を打ち出しているけれど、
場所そのものを作品化してしまう表現というか
そんな作品が多かった写真祭でした
来年も行こうかな