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Art,Books,Culture in Tokyo,in Japan

チームラボのEPSON teamLab Borderlessへ行って来た

チームラボ MORI Building Digital Art Museum: EPSON teamLab Borderless

お題「行きたい場所」

ついに行ってきました
お台場にてスタートしたチームラボのミュージアム
ただただ称賛をおくりたいです

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暗がりを進むって行為はやはりアガる
入り口から暗い道を歩く興奮の余韻と焦らし

いざ開けるとどこを観ても作品になっている場所でした
視界の広さ全面に広がる情報は一旦閉じた感覚を一気に埋める
いやっほーと声あげたい

チームラボの企画展は3−5作が出ることが多いけれど
今回の作品群は何十にも及びます
そう、群 群れ
どこから周ってもよし順路のないワークス

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呼応するランプの森

鏡張りになっている部屋
ランプがまんべんに広がる

「鏡面は簡単に創れる無限」という言葉に最近触れて
それでも光子は一定サイズがあるから
どこかで像を写せなくなるから有限という話も聞いて

暗がりに灯されるランプも沢山
映り込む自分も沢山

 

夜間の神事での灯籠は「陰燈籠」といって
走馬灯の暗喩の「回り燈籠」を示唆するものでもある

有限と無限と死を想起する空間!非現実感あるある!

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追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点

こちらは八咫烏
天地がぐるぐるする作品で
森美術館でも以前観ていたことがあってとても大好きでした

180度が見回せる作品はある
だけれど作品自体が天地も動き回る作品は少ない
立っているその場が不確かになって、そして八咫烏ですよ?組み合わせが最高
人のいま、ここ、を認識する力ってのは思われている以上に曖昧で

追うカラスも追われるカラスってあたりが
輪廻かねーと妄想している、あぁコンセプト造った人に訊きたい

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一つの空間で何十分ものんびりできる
こちらは光溢れる作品
この作品は昨年2017年に渋谷ヒカリエでも観ていた作品
ハコは少し縮小されたけれど、音と合わせた光の波の応酬は変わらず圧巻

指定されていないんだけれど、お客さんも何故か円陣となっていて
地面にも「舞台」が出来てる
時に真ん中に誰か立ったりして
案外、観客と作品での共創時間がそこにあったなとしみじみ

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会場2階は身体を使った作品も多くて
作品と関わり合いながら楽しむものに溢れていました
子供は絶対楽しい 大人は童心に還るべし

頭を使ってPCのタイプをして液晶を観て仕事して
「疲れた」と1日が終わるのは人間機能的にオカシイ
思いっきりはしゃぎましょうという空間です、夜よく眠れます

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塗り絵を懸命にしている方々がいると思ったら
ここで描いた動物の絵は投影されて会場一面に動き出すようで!
これですよ作品の凹凸感
参与して初めて完結する作品は大好きだ

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視覚も聴覚もフルに楽しめる時間でした


このミュージアム3時間ぐらいいました…
2時間では足らないかと思います

注意事項は
ヒールが禁止なのと15時以降が空きやすいとのことです
当日券はないことも多いのでWEBで事前予約をぜひ

とてもよかった
何回か行きます

 

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MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless
東京都 江東区青海1-3-8 お台場パレットタウン

【月~木】 11:00~19:00(21:00)
【 金・祝前日】 11:00~21:00(22:00)
【土】 10:00~21:00(22:00)
【日・祝日】10:00~19:00(20:00) ※最終入館は閉館の1時間前 ※