バンクシー展に行って来た話
横浜にいく予定があり、「バンクシー展 天才か反逆者か」が開催されていたため立ち寄りました。
時期が時期なだけに、予約制。ふと開催されてるの思い出し調べたら残1名残っていて。
こういう時にお一人様は便利です。しかし誰かと行きたい、アート仲間永遠に募集。
バンクシーは大学生の時に、Rage, the Flower Throwerの作品から知った。
イスラエルとパレスチナを隔てる壁に書かれた作品。2005年にエルサレムでおきたデモ隊とゲイパレードの参加者の刺傷事件に対して、武器によらない紛争解決を願うもの。宝島社がコロナに関して「最後は勝つ。上がダメでも市民で勝つ。」とこの作品使ったのですが、ちょっと作品本来のイメージとズレる。
渋谷のUPLINKで観た映画『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』では、現象としてのバンクシーに関して触れて、それ以来特に関心あるアーティストです。
ストリートアーティストで好きなのが、アメリカではJR、イギリスではバンクシー。いずれも社会問題に焦点当てた作品が多くあります。
企業ロゴ、アイコンを使った社会風刺も多く、一見すると面白い主題使われたコミカルな絵でも、謳ってる内容は重い。ステンシルで型からスプレーされ、数十分で世に放たれます。
「アートの役目は人々に議論を促し、社会の問題を明らかにすることだ。」
社会風刺的な作品、メッセージが「誰に」向いているのか考えると。その問題に対して無自覚であるなと、人々へ向いているものだと思います。似たアプローチとしての抗議、デモが、問題を社会に認知させる手法としてあるのは分かりつつ、アート作品を通じての広げ方はもっと鮮やかで、心への刺さり方がもっと静かで鋭く強い。
Pillow Fight
再現されていました。イギリスで毎年開催されているナショナルイベント。
イスラエルとパレスチナの人々が平和的に争えることを願って。
Game Changer
罹患前後で態度が大きく変わったボリス・ジョンソン首相に触れているという話もあります。
マスク着用をネズミに訴えかけさせる作品も最近出している。相対する勢力との対立を描くことが多いバンクシーも今回はエールを送る作品が続きます。
横浜では9月27日まで。