吉村芳正 超絶技巧を超えて 東京ステーションギャラリーへ。
東京駅丸の内北口にギャラリーがあることご存知ですか。
東京ステーションギャラリーにて吉村芳正さんの作品を鑑賞しました。
モノクロの作品は色の制約の中でできる表現と
グラデーションの技巧が見やすくて好きです。
吉村芳正さんは1971年広告代理店にデザイナーとして勤務
2013年に亡くなられるまで多数国内外で受賞されています。
作風は撮影した写真を5ミリ角に濃淡を着けて写していくもの。
鉛筆画家として評されることも多いです。
《ジーンズ》作品no.24
エッチング用いたグラデーション
2.5mmx2.5mmに分けたマス目を10段階の濃度で分類されてます。
濃淡のナンバリング。信じられない根気が求められる。発狂します。
画像の解像度というと、
印刷物は1インチをどれだけの画素で表すかはdpiで測定されます。
ディスプレイやTVは最適な視聴距離があって。
ハイビジョンなら画面の高さの3倍、4Kなら1.5倍。
本作品も離れれば離れるほど、絵の様相を現します。
近くなりすギルとはっきり全体が見通せない。
遠くなりすぎても見えない。
鑑賞者の位置によってドンピシャでピントが合うのは
ジョルジュ・ルースの錯視作品を観ていた時にも感じたこと。
情報の解像度の調節機構については深く考えたいです。
ミートする最適解って綺麗なパターンで現れるものとそうでないものあると信じる
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吉村芳生 超絶技巧を超えて
会期:2018年11月23日(金・祝)-2019年1月20日(日)
開館時間:10:00 - 18:00
※金曜日は20:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで
入場料:一般(当日)900円 高校・大学生(当日)700円
主催:東京ステーションギャラリー[公益財団法人東日本鉄道文化財団]、毎日新聞社
HP:
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プチinfo
画面解像度の通称名と総画素数