hehishim

Art,Books,Culture in Tokyo,in Japan

十和田市現代美術館へ旅する

十和田市現代美術館

f:id:himukazu0616:20190203213720j:plain

フラワー・ホース  チェ・ジョンファ

十和田に向かったのはこの美術館が目的でした。2008年に開館したこちらは一つの作品に一つの展示室が与えられている現代美術館。

f:id:himukazu0616:20190203213803j:plain

スタンディング・ウーマン ロン・ミュエク

入り口に入ると巨大な女性。ドレープから毛髪まで細かく再現。

f:id:himukazu0616:20190203213810j:plain

光の橋 アナ・ラウラ・アラエズ

f:id:himukazu0616:20190203213753j:plain

ザンプランド 栗林隆

f:id:himukazu0616:20190203215600j:plain

f:id:himukazu0616:20190203213748j:plain

この作品が圧巻でした。椅子を登って天井の穴を覗き込むと別の展示空間が広がります。神秘的なビオトープのような空間にはスモークが炊かれていて、一度に一人でしか楽しめないからこそ没入感より感じます。

f:id:himukazu0616:20190203213826j:plain

f:id:himukazu0616:20190203213819j:plain

オン・クラウズ (エア-ポート-シティ) トマス・サラセーノ

サラセーノは以前から見知っていました。クモの巣、泡、雲をモチーフにした作品で知られています。高度経済成長へ警鐘を鳴らして、社会があるべき多様性と共生の姿の表現を、建築学的アプローチで試みるアーティストです。梯子を登って少し手間をかけるとバブルの中も見られます。

 

f:id:himukazu0616:20190203213808j:plain

f:id:himukazu0616:20190203213807j:plain

毛利悠子 墓の中に閉じ込めたのなら、せめて墓なみに静かにしてくれ for V.T.

レスリースピーカーが印象的でした。これだけ大型なものは初めて観ました。音の発生源はその位置によって、ピッチを常に変化させます。ハモンドオルガンの付属品として作られたこのスピーカーを使ったインスタレーション、空間内の音のグラデーションが心地よいです。

企画展は3月まで。是非どうぞ。


毛利悠子 ただし抵抗はあるものとする
2018年10月27日(土) - 2019年3月24日(日)

 

towadaartcenter.com

 

十和田市現代美術館

〒034-0082 青森県十和田市西二番町10-9
TEL: 0176-20-1127
FAX: 0176-20-1138