【アートレポート】 アスリート展
『アスリート展』行ってきまして。
場所は21_21 DESIGN SIGHT。
六本木のお洒落なマダムの間をかき分けて行くとございます。
安藤忠雄が、三宅一生の「一枚の布」というコンセプトに着想得て建てられた。
体験型の展覧会が多く開かれいるので、アートレポートというと語弊があるかもです。
驚異の部屋
アニメーション:高橋啓治郎、人体造形:菊地絢女
身体と社会の関わりをテーマにするアーティストだと、片山真理さん好きだったりするのですが、また違う視点。人間とは、こんなにも跳べ、早く走るのかと驚く作品。
キングコングの西野亮廣さんが話されていた記憶。
駅伝の選手の凄さ、速さが伝わりにくい。
ノロノロとしたバイクが先導している、もっと見せ方ある。
2次元を通してだと、文面だと、その凄さがやはり伝わりにくいな。
ネットも、TVも時間も場所も超えて行くけれど、
知った気になる感覚には自分の警鐘を鳴らしてやりたいです。
ブラインドサッカーのコーナーもこの右奥ほどにあるのですが
特別感がなくていいですね。さりげなさというか。
6月4日(日)まで。
【アートレポート】Art Fair Tokyo 2017 行ってみた。
行ってきました。
ART FAIR TOKYO 2017
昨年度5万人超を動員したこちらのイベント。
場所が東京国際フォーラムでした。
Hitomi Shintani 君幸虫
イベント全体の印象としては、
TGCとのコラボなど、より大衆向けの祭典に近づいているよう。
アートがより身近になるようにという意識が感じられます。
コレクター向けのアートバーゼルのような印象を
個人的に持っていたイベントなので、少し意外でした。
チケット代も上がっていましたし、購買スペースにある作品は個人にとってはそれでも高い。
面白かったですが。
あんなに素朴に置いてあるシャガール初めて見た。
井上有一さんの作品も昨年度の21世紀美術館での個展見に行っていたので、
おお、ある。え本物?と思いました。休憩スペースの壁にもあるんですもん。
美術館やギャラリーという「然るべき場」から飛び出た作品群が、
デート中のカップルの時間を埋めている様相は、
主催の狙った所?なのかは不明ですが、その場面を見ているのでも面白でした。
同じ層を狙うのであればSEA のような関わり、仕掛けの方が個人的には好きです。
【アートレポート】ソーシャリーエンゲイジドアート展に参りまして -スザンヌレイシー -
SEA
Socially Engaged Art
社会とアートの関わりは311以後また再燃している印象です。
関心を向ける母数が広がったようにして、
日本でも展覧会が開かれました。
De tu puño y letra, Suzanne Lacy en Ecuador - EMBAJADA EE.UU. ECUADOR
Suzanne Lacy
スザンヌ・レイシーさん。
DVの問題、女性被害者に焦点を当てた作品。
男性300人が、見知らぬその女性からの手紙を読む。
この取り組みはドキュメンタリーとして定期的に取り上げられることが決まりました。
取組そのものが単発で終わってしまい、
問題の詳細の事実と、その時の女性たちの思いが、
この場にいた人だけでなく多くの人に知ってもらうように。
Suzanne Lacyさんは心理学卒業。
性問題に関しての研究を学ぶうち、アーティストとしてその道を進むことに。
サンフランシスコで教鞭をとり、授業の中でも多くのワークを行う。
問題がデリケートなだけに、反対にあうことも多いとのこと。
社会問題を抗議や、テキストで訴える方法もありますが、
問いかけそのものを別な形で伝えることが、
問題意識をより広く広げることに繋がるかもしれないです。